善峯寺の文化財
善峯寺は多くの堂塔伽藍と、約300点に及ぶ貴重な什物、国に指定される重要文化財を所有しています。什物の一部は文殊寺宝館にて定期公開しています。
国指定重要文化財
- 建造物:多宝塔(江戸時代、昭和52年指定)
- 仏画:大元帥明王像(鎌倉時代、昭和56年指定)
国指定天然記念物
- 遊龍の松(五葉松、樹齢600年以上、昭和7年指定)
建造物について
多くの伽藍が京都府有形文化財に指定されています。
什物について
善峯寺は約300点の仏像・絵画・書跡・染織・陶器など貴重な文化財を所有しています。源算上人開創以来一千年余りの時に盛衰もありましたが、明治維新の変革を免れて多くの什物が失われずに、現在まで確かに受け継がれているのは稀なことです。特に重要文化財の「大元帥明王図」は、わが国では大変珍しく貴重な図像とされています。平安時代からの仏画・仏像・調度などがあり、特に徳川五代将軍綱吉ならびに母堂桂昌院の外護を受けたことにより、徳川家由来の品々も豊富です。聖観音菩薩立像(平安時代)、四季繁昌絵巻(江戸時代)、古清水色絵透彫牡丹唐草七宝繋文六角壺(江戸時代)を始め、貴重な什物約300点を所蔵しています。近世では富岡鉄斎、神坂雪佳、山元春挙の作品などを所蔵しています。
「文殊寺宝館」文化財公開について
平成12年文殊寺宝館建立によって、善峯寺で所有している約300点の仏像・絵画・書跡・染織・陶器など貴重な文化財の一部を一般にも広く定期公開しています。
※開館日は「行事のご案内」文殊寺宝館開館日をご覧ください。
※展示内容は「善峯寺宝館展示品と企画展」をご覧ください。
寺宝図録「善峯の寺宝」
主な所蔵品は、寺宝館落慶を記念して制作した図録、「善峯の寺宝」に記載しています。
購入希望の方は1冊1,200円(送料別)にて発送しますので、お問い合わせください。